証券コード 1301
BUSINESS
REPORT
2013年4月 1 日
▼
2014年3月31日
第
91
期
報告書
い
つ も
ご挨拶
株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げ ます。
ここに第91期(2014年3月期)報告書をお届けいたします。
この一年、中期経営計画「パワーアップキョクヨー2015」の最終年度 に向けた基礎固めとなる施策を実施いたしました。市販用新ブランド 「シーマルシェ」の立ち上げ、業務用「だんどり上手」シリーズの発表、そ してグループ基幹工場建設の決定であります。また1月には家庭用冷
凍食品の新商品を発表し、本格的な参入を果たしております。
一方、40年ぶりとなる「転換社債(CB)」を発行し、財務基盤の整備も 進めております。
キョクヨーグループは引き続き「加工戦略」「グローバル戦略」「シナ ジー戦略」の3つを基本方針とし、目標達成に向け邁進してまいります。 株主の皆様におかれましては、これからもかわらぬ多大なるご支援、 ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2014年6月 代表取締役社長
多田 久樹
当連結会計年度におけるわが国経済は、デフレ脱却に 向けた金融緩和や経済対策効果、円安の進行により輸出 関連企業を中心に企業収益や設備投資に持ち直しの傾 向が見られ、堅調な個人消費と相俟って、緩やかな回復基 調にあったと言えます。
水産・食品業界におきましては、多少値段が高くとも高 品質な商品の売上が伸びるなど、従来の低価格志向とは 異なる動きも出てきましたが、円安の影響による原材料コ ストの上昇もあり、厳しい状況を脱し切れておりません。
中期経営計画
「パワーアップ キョクヨー 2015」の目標達成に向けて
このような状況のもと当社グループでは、中期経営計画 「パワーアップキョクヨー2015」の2年目として、「キョクヨー グループの優位性を強化、拡充し、安心・安全で競争力のあ る商品の提供により、グループ企業価値の最大化を実現す る」ことを基本目標に据えて取り組んでまいりました。
その結果、当社グループの売上高は2,023億87百万円 (前期比13.7%増)、営業利益は29億15百万円(前期比 25.4%増)、経常利益は29億85百万円(前期比32.0% 増)、当期純利益は29億68百万円(前期比133.8%増)と
0 50,000 100,000 150,000 200,000
14/03 14/03 14/03
202,387
10/03
145,778
13/03
178,046
12/03
181,885
11/03
162,731
(百万円)
0 0
1,000 2,000 3,000 4,000
0 0.5 1.0 1.5 2.0
経常利益 (百万円) 売上高経常利益率(%)
2,968
10/03 13/03
1,086 1,269
12/03
423
11/03
58
(百万円)
1,000 2,000 3,000
2,985
1.5
10/03 13/03 1.7
2,550
2,262
12/03
1,707
1.1 1.3
11/03
1,783
0.9
主な連結財務指標
売上高 経常利益/売上高経常利益率 当期純利益
当期(2014年3月期)の概況
人間尊重を経営の基本に、
健康で心豊かな生活と食文化に貢献し 社会とともに成長することを目指します。
企業理念
なりました。
各セグメントの状況は以下のとおりです。
水産商事セグメントでは、年間を通じて堅調に推移した 水産物市況を背景に、切身品、定塩さけ製品、伸ばしえび や生食用製品など、より加工度を増した利益率の高い製 品の拡販に努めました。その結果、売上、利益ともに前期 を大きく上回りました。
冷凍食品セグメントでは、寿司種を中心とした生食用商 品の販売が順調に進みました。また「だんどり上手」シリー ズとして他社との差別化を図った骨なし切り身商品は、ア イテムを拡充し医療食や事業所給食向けに、また、かに風 味かまぼこは量販店や外食産業向けに拡販を図りました。 更に新ブランド「シーマルシェ」を発表するとともに、家庭 用冷凍食品へも参入し、市販分野への販路拡大を進めま した。加えて、宮城県塩釜市に当社グループ基幹工場の 建設計画も進めております。その結果、この部門の売上は 前期を上回りましたが、円安や原料高、海外工場における 労務費をはじめとする生産コストの上昇などにより、利益 は下回りました。
常温食品セグメントでは、さんまやさばなどの水産缶詰 の他に、輸入缶詰や畜肉缶詰、海産珍味類などを量販店 や大手コンビニルートへ拡販するとともに新規商材の開
発に努めました。その結果、売上は前期を上回ったもの の、円安や原材料価格上昇による製品のコストアップに対 して、販売価格への転嫁が不足したことにより、利益は下
回りました。
物流サービスセグメントにおける冷蔵倉庫事業では、積 極的に設備投資を行い、事業の効率化と営業力強化に努 めました。冷蔵運搬船事業は、大幅にスリム化された船隊 編成のもと年間契約を中心に配船するなど効率のよい運 航に努めました。また本年3月に当社グループの経営効率 の更なる向上を図るべく、連結子会社であった極洋海運 株式会社を吸収合併しました。この結果、この部門の売上 は前期を下回ったものの、利益は上回りました。
鰹・鮪セグメントにおける加工及び販売事業は、国内外 からの原料調達ルートを活用した加工品の販路拡大と在 庫水準の適正化を図りました。養殖事業は、「本鮪の極」の 市場でのブランド力が定着し、順調に販売が進んでおりま すが、天然種苗の確保については規制が強化されつつあ り、完全養殖体制の早期実現に向けた孵化魚の育成に努 めております。海外まき網事業は、魚価は安定的に推移し たものの、近海操業の不漁やドック修繕に伴う稼働日数の 減少により漁獲量は前年を下回りました。その結果、この 部門の売上・利益ともに前期を下回りました。
純資産 総資産 自己資本比率/自己資本利益率(ROE)/総資産経常利益率(ROA)
0 5,000 10,000 15,000 20,000
14/03 14/03 14/03
19,930
(百万円) (百万円)
0 0
20,000 40,000 60,000 80,000
(%)
14 21
7 28
84,319
10/03 13/03
18,538 18,683
12/03
17,212
11/03
17,555
10/03 13/03
64,301
83,245
12/03
84,937
11/03
76,925
10/03 11/03 12/03 13/03
自己資本比率 ROE ROA
4.1 28.1
6.1
0.3 0.3
22.2
2.5 2.5 7.2 20.0 22.1 23.4
2.1 2.7
15.6
3.6
次期(2015年3月期)の計画目標
次期におけるわが国経済は、引き続き緩やかな回復が 見込まれるものの、新興国経済の下振れリスクや消費税 率引き上げに伴う駆け込み需要の反動といった懸念材料 も存在しており、また水産・食品業界におきましても、 原材料価格の上昇に加え、国内販売環境の激化等、引 き続き厳しい環境が想定されます。
このような状況のもと、当社グループは中期経営計画 「パワーアップキョクヨー2015」の最終年度を迎え、目標
達成に向けて事業運営を進めてまいります。
次期の連結業績は、売上高2,050億円、営業利益37 億円、経常利益37億円、当期純利益23億円を見込ん でおります。
乱獲や違法な漁法、操業などによって、世界 的に水産資源の確保は年々厳しくなっています。 当社グループでは、将来にわたって海洋資源や 地球環境に配慮した事業活動を継続するために 2006年から国内外の子会社、工場を含めて MSC認証の取得拡大に努めてきました。また、 2013年9月にはMSC最高責任者ルパート・ハウ ズ氏が来社し、当社の多田社長と今後の協力や 積極的な取り組みについて前向きな話し合いが なされました。
2013年9月に「極洋グループ 社会・環境 報告書 2013」と手軽にご覧いただけるダ イジェスト版を発刊しました。2013年版で は、魚食の普及推進に貢献する市販ブラン ドとして、2013年6
月に発表した新ブ ランドの「シーマル シェ」を 取り上 げ、 誕生の背景、商品 のこだわりや工夫な どを紹介しました。
ルパート・ハウズ氏と多田社長
MSC最高責任者と当社社長が会談
社会・環境報告書2013発刊
4
月6
月
5
月8
月11
月12
月10
月9
月
7
月
1
月
2
月3
月2013年
2014年
TOPICS
2013-2014
市販商品への取り組み拡大を目指し、原料調達から加 工、販売まで当社の総合力を生かしたブランドとして発表 いたしました。世界中から海の恵みを「マルシェ=市場」のよ うにお届けしたいという想いが込められています。
宮城県塩釜市に2015年度の稼働を目指して、業 務用・家庭用の冷凍食品を製造する新工場の建設を 発表し、その建設資金に充てることなどを目的とし て、12月には2018年満期の円貨建転換社債型新 株予約権付社債を30億円発行いたしました。
骨の除去など下処理が不要で、だんどりよく調理できる業務用の切 身加工品シリーズとして販売を開始いたしました。今後、需要増加が見 込まれる老人保健施設や病院向けのほか、スーパーの
惣菜売り場などで好評いただいております。 手軽においしい魚が食
べたいという潜在的需要 と、高齢化社会や女性の 社会進出の増加により高 まっている便利な食品へ のニーズに対応する商品 として、魚素材の家庭用 冷凍食品の発売を開始い たしました。
新工場建設を発表、
12月 転換社債(CB)を発行
家庭用冷凍食品事業へ参入
市販ブランド「シーマルシェ」発表
「だんどり上手」シリーズを発表
「シーマルシェ」 発表会 銀さけ塩焼き
環境保全・社会貢献活動
CSR
※ MSC認証とは、持続可能で 適切に管理された漁業やその 漁業で獲られた水産物を扱う 流通・加工業者を認証する制 度です。
鰹・鮪事業
13/03 14/03
25,525
582 27,238
900
営業利益
(単位:百万円)売上高
鰹・鮪の漁撈・養殖から買付・加工・ 販売までを一貫して手掛けています。鰹 については、当社グループ所有のまき網 船「わかば丸」など独自の調達力があり ます。鮪については、限りある水産資源 の保護と安定的供給のために、四国で 養殖事業を展開し、オリジナルブランド 「本鮪の極」はお客様から高い評価をい ただいています。また、天然稚魚に頼ら ない完全養殖の実現に向けた取り組み を行っています。
● 売 上 高
25,525
百万円 ● 営業利益582
百万円本鮪の極
物流サービス事業
13/03 14/03
3,031
26 3,435
△ △324
営業利益
(単位:百万円)売上高
冷蔵倉庫事業と冷蔵運搬船事業から 成り、冷蔵倉庫事業は東京・大阪・福 岡の 3事業所体制で行っているほか、 2014年8月から東京都に城南島事業所 を開設し、京浜地区の庫腹拡大により事 業拡大とサービス拡充を図ります。冷蔵 運搬船事業は主にバナナや野菜類の輸 送を行っています。2014年3月には、経 営資源の集中による経営効率の向上を 目的に、連結子会社であった極洋海運㈱ を吸収合併しました。
● 売 上 高
3,031
百万円 ● 営業利益26
百万円冷蔵運搬船
総売上高
202,387
百万円
49.6
%
水産商事事業
27.7
%
冷凍食品事業
8.5
%
常温食品事業
1.5
%
物流サービス事業
12.6
%
鰹・鮪事業
セグメント別売上高構成比
13/03 14/03
営業利益
(単位:百万円)売上高 100,438
3,046 81,247
1,594
水産商事事業
常温食品事業
冷凍食品事業
国内外の支社、営業所、駐在員事務 所、関係会社の相互連携により、世界の 海から質の高い水産物を安定的に調達 するとともに、切身製品やかに、えびの 剥き身製品などを提供しています。
また、日本国内で漁獲された魚介類 の輸出や三国間貿易を積極的に行い、 水産物の有効利用と資源循環型社会の 実現に努めると同時に、魚食のグローバ ル化へも対応しています。
● 売 上 高
100,438
百万円 ● 営業利益3,046
百万円海老の恵料理例
13/03 14/03
17,247
46 15,490
144
営業利益
(単位:百万円)売上高
鰹、さけ、かになどの魚介缶詰や海産 珍味類のほか、グルコサミンなどの健康 食品を取扱っています。
袋ごと電子レンジで温められる レンジ対応袋惣菜などをラ インアップし、製品力の強 化を図っています。
● 売 上 高
17,247
百万円 ● 営業利益46
百万円(左)レンジ対応袋惣菜 「電子レンジャー さばの味噌煮」/ (右)DHA・EPA 13/03 14/03
56,071
314 50,566
127
営業利益
(単位:百万円)売上高
寿司種を中心とした生食用商品を大手 回転寿司チェーンなどへ販売しているほ か、骨なし切身加工品「だんどり上手」シ リーズや煮魚、漬け魚などの加熱用商品 を老健食や宅配向けに販売しています。 また、水産フライ類やかに風味かまぼ こをはじめ、畜肉製品や冷凍野菜などを 外食ルートや量販店惣菜売場向けに販 売しています。2014年春には、「シーマ ルシェ」ブランドとして家庭用冷凍食品 の発売を開始しました。
● 売 上 高
56,071
百万円 ● 営業利益127
百万円だんどり上手赤魚切身
会社概要2014年3月31日現在
株主優待のご案内
株主メモ
役員
社名 株式会社 極洋
英文社名 KYOKUYO CO., LTD.
本社所在地 〒107-0052
東京都港区赤坂三丁目3番5号
設立 1937年9月3日
資本金 56億6千4百万円
主要な事業内容 水産物の輸出入・国内買付販売、 加工食品及び冷凍食品の製造販売
従業員数 2,111名(連結) 564名(個別)
連結対象会社数 21社
代表取締役会長CEO 福 井 清 計
代表取締役社長 多 田 久 樹
専 務 取 締 役 今 井 賢 司
常 務 取 締 役 須 藤 時
常 務 取 締 役 上 居 隆
常 務 取 締 役 村 上 吉 男
取 締 役 保 坂 正 美
取 締 役 松 行 健 一
取 締 役 雲 津 雅 行
取 締 役 井 上 誠
取 締 役 矢 澤 久 和
常 勤 監 査 役 細 川 高 稔
常 勤 監 査 役 中 山 昌 生
監 査 役 高 橋 義 明
監 査 役 上 島 幹 雄
当社は、株主の皆様からの日頃のご支援に感謝するとともに、 当社株式の魅力を高め、当社株式を保有していただける株主の 増加を図ることを目的として株主優待制度を実施しています。
● 対象株主
毎年基準日(3月31日)現在で当社株式1単元(1,000 株)以上所有の株主様
● 優待の内容 ● 贈呈時期
5,000円相当の当社製品贈呈 毎年7月予定
株式の概況 2014年3月31日現在
大株主
所有者別株式数分布状況
金融機関 27.1% 29,558千株 自己株式数
3.9% 4,251千株
外国法人・外国人 5.3% 5,801千株 金融商品取引業者 0.9% 1,032千株 その他の法人 12.6% 13,758千株 個人・その他
50.2% 54,883千株
109,283千株
株主名 持株数(千株)持株比率(%)
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 6,479 5.92
株式会社りそな銀行 5,234 4.78
三井住友海上火災保険株式会社 4,501 4.11
農林中央金庫 4,450 4.07
東洋製罐グループホールディングス株式会社 3,150 2.88
東京海上日動火災保険株式会社 2,245 2.05
カッパ・クリエイトホールディングス株式会社 2,100 1.92
極洋秋津会 1,672 1.53
ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ
ロンドン エス エル オムニバス アカウント 1,518 1.38 中央魚類株式会社 1,399 1.28
発行可能株式総数 437,000,000株
発行済株式の総数 109,282,837株
株主数 28,882名
株主優待の内容
株価及び出来高の推移
0 40,000 80,000 120,000
0 60 120 180 240 300 360
4月 5 6 7 8 9 1011121 2 3
2012年 2013年
(円)株価 (千株)出来高
4 5 6 7 8 9 1011121 2 3 2014年
※2014年3月31日付にて代表取締役会長CEO福井清計氏は辞任いたしました。
株式会社
極 洋
〒107-0052 東京都港区赤坂三丁目3番5号
http://www.kyokuyo.co.jp
検 索
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WEBサイトのご案内
会社データ/株主インフォメーション
事業年度 4月1日〜翌年3月31日
定時株主総会 毎年6月
定時株主総会基準日 3月31日
期末配当金基準日 3月31日
公告方法 日本経済新聞
株主名簿管理人 および特別口座の
口座管理機関 三菱UFJ信託銀行株式会社 同連絡先 〒137-8081
東京都江東区東砂七丁目10番11号 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 電話:0120-232-711(フリーダイヤル)
(ご注意)
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